Bee Forest Club生物多様性

私は、虫はキライです! でも、花バチは、増やしたいです。

Bee Forest Club
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「ミツバチ達と森をつくる」ビーフォレスト活動は、日本ミツバチをはじめハキリバチやマメコバチ、マルハナバチ、クマバチなど、野生の花バチを守り増やすために、森や農園、自宅の周りなどにミツバチの巣箱を設置する「ミツバチ巣箱」プロジェクトや、単独の花バチが産卵するためのハチ宿を設置する「ハチ宿」プロジェクトを行っています。
ところが、「日本ミツバチや花バチを守り増やしましょう!」と言っても「ハチは怖い!」と敬遠されます。花バチは、私たちの社会にとって、とても大切な昆虫なのですが、無理解や誤解が活動の大きな障壁になっています。
この章では、単独行動の花バチについて、その理解を深め誤解を正すためにご説明いたします。

「花バチ」を増やそう!

花バチとは、草木の花に受粉して、花の蜜と花粉を食べる昆虫です。日本には、群れで生活する日本ミツバチや単独活動する花バチが約400種生息しています。
海外では農家以外でも趣味として、花バチを増やす「ハチ宿」づくりが広がっています。
日本では「ハチ宿」はまだまだ馴染みがないようですが、これから「花バチ」と自然環境への理解と共に広げて行きましょう。

リンゴ栽培とマメコバチ

日本には「マメコバチ」と言う野生の花バチ昆虫を利用して果樹栽培をしている農家がたくさんあります。リンゴやナシ、サクランボ、スモモなどの受粉をマメコバチが活躍していました。
岐阜県から長野県、山梨県、福島県、山形県、岩手県、青森県と北上するほど、マメコバチを活用する農家が多いように感じました。

マメコバチは「豆粉蜂」と書くようです。正式な名称は、コツノツツハナバチ(小角筒花蜂)です。葦(ヨシ)などの筒に産卵する花バチです。
マメコバチは、群れで生活する日本ミツバチとは違って、単独で生活をする単年寿命の花バチです。細い竹やヨシなどの筒に産み付けられた卵が幼虫から蛹(さなぎ)になり繭(まゆ)をつくって冬を超えます。東北地方の岩手県や青森県では、リンゴの花が咲く5月初め頃に繭から出てきて活動します。

農家が準備したヨシの筒に1センチ弱の間隔で産み付けられた卵は、奥の方が雌で入口近くが雄です。最初に雄のマメコバチが順々に繭から出てきて花を求めて活動します。そして、その後に雌が産まれてきます。雌は雄よりも身体が大きくて花粉を付けやすい毛がいっぱい身体中に生えています。巣から出た雌も、花を探して忙しく出かけます。

数日すると、雌と雄が交尾を始めます。そして、雌は空になったヨシを探して卵を生み始めます。ヨシの奥に水を含んだ土で薄い壁を作ります。そしてその前に、リンゴの花から集めた花粉を置いてそこに卵を産みます。
花粉は産まれてきた幼虫の餌になります。順番に壁を作っては花粉を置いて産卵するのを繰り返します。リンゴの花は一月も経つと無くなります。マメコバチの活動も終了します。
1ヶ月ほどの活動期間に、繭(まゆ)から生まれて交尾して巣作りと産卵をしてマメコバチの季節は終わります。

「マメコバチは、産卵した後どうなるのですか?」と農家に方に聞くと「花が終わった後に農薬を撒くので、死んでしまうと思う、、、」とのことです。多分、産卵が終わったら、川に登って産卵するシャケなどと同じで、そこで一生を終えるようです。

ハチ宿のルーツ

葦で作った「ハチ宿」は昔からの伝統的な方法だと思っていたのですが、青森県のリンゴ農家で聞くと、「ハチ宿」を使ってマメコバチの受粉を始める1955年ごろまでは、綿棒の先に採取した花粉を付けて、一つ一つの花に手作業で受粉していたそうです。また、農薬で少なくなっていた日本ミツバチやマメコバチなどの訪花昆虫では、広いリンゴ畑は賄い切れないだろうと確実な手作業で受粉を行っていたようです。

毎年、繰り返されるマメコバチの誕生と産卵に気づいて、それを誰が、リンゴ栽培にどのように応用したんだろうと調べていくと・・・。マメコバチをリンゴの授粉に最初に試みたのは、青森県鶴田町中野の松山栄久氏(1906~1964年)でした。
1942年の戦時中、リンゴが不作になりました。松山氏は、不作原因を農薬で訪花昆虫が少なくなってリンゴの受粉がうまくいかなくなったと考え、花粉交配に最も効果的なものとしてマメコバチの増殖を試みたのです。
初期の頃は、マメコバチが電柱の節穴に産卵していたことをから、丸太や木材などに穴を開けてマメコバチの増殖に成功しました。1950年ごろに、筒になった葦を束ねてハチ宿を作り、設置方法や場所などを工夫してマメコバチの増殖に成功し、リンゴ栽培も豊作に転じたと当時の新聞に報じられています。
葦で作ったハチ宿は、1955年ごろには多くのリンゴ農家に普及したようです。また、他府県のリンゴや果樹栽培農家へと広がっていきました。
青森県では、現在もリンゴ栽培の約70%がマメコバチの受粉に頼っているようです。

マメコバチは、巣箱から半径50mほどしか飛ばないので、遠くに行ってしまうこともなく、リンゴ畑にひとつづつマメコバチのハチ宿のある風景が生まれたのです。

※BeeForestメモ
ビーフォレスト・クラブでは、「リンゴ栽培の受粉に活用されるマメコバチ(在来種)の調査」を2019年から2022年まで、岐阜県、長野県から東北地方、青森県までの地域で行いました。

マメコバチは、減少している

野生のマメコバチが、リンゴやサクランボなどの果樹栽培の受粉に効果的であり、実際に成果を上げています。「人」と「農業」と「自然」の共生バランスが取れている事例でもあり、農家がもっとマメコバチを活用すればと思うのですが・・・。

マメコバチの調査で農家の皆さんは「マメコバチは少なくなっている・・・」と、共通した現状をおっしゃっていました。
それに対して、私が「地域の農家の皆さまと一緒にマメコバチを増やす試みはしないのですか?」と尋ねると。「いや、しない!」と、これも皆さん同じ返事が返って来ました。
農業は、経済活動です。他人の経済活動に協力することはない。自分の畑を守ることに専念するとのことでした。
経済活動である農林水産業は、個人や企業のために自然を利用し消費するだけです。大切な生物が減少し、自然が壊れても利益にならない事はやらない。これも経済活動に共通した姿勢です。

経済活動が壊す自然環境

東北のリンゴ農家には、沢山取れたマメコバチを販売するところがあります。それを遠く九州まで販売しています。在来種だから何処に移動して繁殖しても良い訳にはいきません。
生物多様性を守るにはその生物固有の遺伝子を守ることが重要なのです。見た目は同じマメコバチだと思っても違うのです。生態系に弊害を生み出します。
また、マメコバチがいなくなったり使用しなくなった地域では、受粉のために家畜で外来種の西洋ミツバチを使う農家が増えています。これも地域の生態系に影響して生物多様性の喪失につながります。

このように経済活動や経済競争としての産業であっても、いずれ生態系が崩れて立ち行かなくなる事は必至です。地域の自然を回復し維持できるように、経済活動をする業種業界ごとで協力してマメコバチを増やしたり生物多様性の回復を行えば、豊かな農村や漁村にになるのになあと思いながら・・・ビーフォレスト活動にマメコバチも含めた「花バチ」を守り増やす大きな課題が見えて来ました。

マメコバチの棲家(繁殖場所)

マメコバチを増やすためには、もっとマメコバチの生態を知る必要があります。
なぜ減少しているんだろう?どこで繁殖しているのだろう?どうすれば増やすことができるのだろう?問題はいっぱいです。
そのヒントをもらったのが、福島県の大内宿でした。

大内宿を訪れた時に一軒だけ軒にハチ宿をたくさんぶら下げた茅葺き屋根のお家がありました。江戸時代末期に建てられた阿部家住宅(美濃屋)です。
阿部さんに「どうして、あんなに沢山ハチ宿がぶら下がっているんですか?」と尋ねると、「あちらこちらの農家の方が置いて欲しいと持ってくるんです・・・」。軒の下の土の上には、マメコバチが歩いていました。
他の茅葺き屋根のお家にはハチ宿はぶら下がっていません。その理由を阿部さんに聞くと、「観光客がハチを怖がるから置きたくないと断れるようです」。阿部さんは、マメコバチを可愛いいいと言い平気なようでした。

「春3月頃になると、皆さんハチ宿を取りに来ます。そして、また、新しいハチ宿を持って来られますと・・・」。それを聞いて、リンゴ農家や果樹栽培農家の方がマメコバチを集めるために大内宿にやってきていることが分かりました。また、大内宿には、マメコバチが沢山集まることも分かりました。

茅葺き屋根にマメコバチ

福島県南会津にある大内宿は江戸時代の宿場町です。その当時の面影をそのままに茅葺き屋根の民家が今も街道沿いに建ち並んでします。昭和56年に国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されて景観保存と伝統的な屋根葺き継承も現在に至っています。

〈茅葺き屋根に、花バチが産卵すると、茅に土で蓋をしているので分かります〉

マメコバチは、葦などの筒の中に卵を産んで増えます。大内宿の茅葺き屋根にそのものが、大きな「ハチ宿」だったのです。小さなマメコバチや花バチが、茅葺き屋根を棲家としていたことが分かりました。
そして、マメコバチが減った原因が・・・
茅葺き屋根の家は、戦前は日本各地で見らましたが、火災に弱く葺き替え費用が高く、また、職人も少なくなってトタンや瓦屋根に変わって行きました。このように見ていくとマメコバチが少なくなった地域や時代が茅葺き屋根の減少と符合します。

※BeeForestメモ
茅葺き屋根の「茅」(カヤ)という植物はありません。茅とは、葦(ヨシともアシとも読む)やススキ、チガヤ、稲藁、麦藁など長い繊維の葉や茎を持つ植物の総称です。

※BeeForestメモ
茅葺は、世界各地でも原初的な屋根に使われています。日本でも縄文時代・弥生時代から使われていました。

茅葺き屋根探し

花バチの家探し
マメコバチや他の花バチが実際、どのような茅葺の屋根に生息していたのか調査して歩きました。

縄文時代から弥生時代の遺跡

三内丸山遺跡:青森県青森市

三内丸山遺跡には住居群、倉庫群などが茅葺きで再現されており、竪穴住居の屋根は、地域にあった葦材で葺いていました。
遺跡は、縄文時代前期中頃から中期末葉(約5900-4200年前)の大規模集落跡で、2021年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録されています。

吉野ヶ里遺跡:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町

吉野ヶ里遺跡は、紀元前5世紀から紀元後3世紀までの弥生時代の遺跡です。稲作の文化が始まり、定住文化が根付いた当時の住居や倉庫など、多くの茅葺き屋根の竪穴住居や祭祀的な性格を備えた大規模な高床式の建物も再現していました。弥生時代の我が国最大の遺跡で、「クニ」の中心的な集落の様子や弥生時代700年間を知る上で重要な遺跡で、国の特別史跡にも指定されています。

伝統的な茅葺き屋根住宅保存地域

大内宿:福島県南会津郡

「茅葺き屋根にマメコバチ」を参照。

白川郷の合掌造り:岐阜県大野郡白川村

積雪が多く雪質が重い白川の自然と、養蜂業も兼ねた「合掌造り」は、山形に勾配の急な茅葺屋根を組み合わせて、切妻屋根とした茅葺家屋です。茅葺の屋根の面積が大きく、独特の景観を創り上げています。ハチ宿としての効果も大きかったと想像できます。
世界遺産に登録されている「白川郷合掌造り集落」には、大小100棟余りの合掌造りがあります。

奈良県の茅葺き屋根保存住宅

大和民俗公園:奈良県大和郡山市

県立民俗博物館がある大和民俗公園の一画に、奈良県下で江戸時代に建てられた民家など15棟が移築保存されています。(国の重要文化財3棟、県指定文化財が10棟)
その中に、いくつかの立派な茅葺き屋根住宅があります。ビーフォレスト活動でもお借りして「ハチ宿づくりイベント」を開催しています。

琵琶湖周辺の茅葺き屋根

琵琶湖の湖畔に繁茂する葦群は、琵琶湖の風景として馴染んでいます。昔からその葦を使う文化として葦簀(よしず)や生活雑貨、茅葺き屋根に利用して人々の生活に活かされてきましたが、現在では生活の変化と共に近代的な建築に変わり葦を使われる事は稀になりました。自然とかけ離れていくその文化の変化を葦を使った数少ない茅葺き屋根を見て周りました。

苗村(なむら)神社:滋賀県竜王町

神社の入り口に建つ重厚感のある楼門(重要文化財)は、室町後期の1522年に建造された三間一戸楼門、入母屋造の茅葺き屋根です。
他の建物は、屋根が瓦や銅板などに葺き変わっていましたが、楼門だけは昔のままをとどめていました。

永源寺:滋賀県東近江市

愛知(えち)川の右岸にある臨済宗永源寺派の大本山。南北朝時代(1300年代)に建立されたようです。戦乱の時代に幾度か燃えたようですが、現在も茅葺の屋根は健在です。
お寺の方にお聞きすると、本堂は、日本で最も大きい琵琶湖の葦を使った茅葺き屋根とのことです。
茅葺き屋根がハチ宿ですとお話をすると「そういえば、夏場などは、茅葺の屋根の周りを小さな虫が飛び交っています・・・」と、その理由が分かったようです。
また、小さな門は葦でしっかりと作られていて、その作り方がよく分かりました。

西の四足門、東の四足門:滋賀県長浜市菅浦

琵琶湖の北の端、奥琵琶湖に隠れ里のような菅浦の湖岸集落(日本遺産)があります。
東と西の入口に、それぞれ茅葺きの棟門があり「西の四足門」「東の四足門」と呼ばれています。
中世から明治維新まで集落の入り口にあって、出入りの検札が行われていたようです。
小さくてもどっしりとした四足門の葦の切り口を見ると、花バチたちが卵を産ん後の蓋がたくさんあります。

茅葺き屋根でつながる「人」と「花バチ」と「自然」

野山に花が咲く頃に一斉に、茅葺の屋根から一斉に花バチたちが飛び立ちます。そして、また茅葺の屋根に戻って、空いている葦に卵を産みます。この茅葺き屋根と自然の循環が、縄文時代の竪穴住居から戦前まで続いていたのです。ところが茅葺からトタンや瓦、陸屋根と住宅様式の変化と共に、「人」と「花バチ」と「自然」の繋がりは断たれてしまいました。
それによって里山など野山の花バチは減少していったと考えられます。また、都市化が進み自然林が減少し、農薬や除草剤などの使用も増えて、茅葺き屋根の棲家を失った花バチは窮地に至っているのです。このままだと花バチは激減していくしかありません。

茅葺き屋根からハチ宿へ

ビーフォレスト・クラブでは、「ハチ宿」プロジェクトとして、単独で生活する「花バチ」を増やすために、茅葺き屋根に代わる棲家「ハチ宿」を作って繁殖環境づくりを行なっています。
身の回りで、出来ることから始めましょう!

一家にひとつ、一人にひとつ「ハチ宿」プロジェクト

家のまわりにハチ宿を置きましょう!垣根が近くにある場所ならきっと花バチもいると思います。
「ハチ宿」やミツバチ「巣箱」を設置するのは、そこに目を向けて季節の変化と自然の変化を継続的に観察するためです。
季節ごとの花と虫たちの変化を見ていると、そばに何がいるかが分かります。それを続けていくと「季節の変化」から見えてくる「自然の変化」が観えてきます。何がいるのかから、何が変わったのか実感で捉えることができます。
自分が住む地域の「花バチ」を増やしましょう!

花バチって危なくないですか?

単独で活動する花バチのメスにも針はあります。それは、小鳥などに襲われた時に抵抗するためでしょう。彼らは争いを好みません。短い生命の期間に、せっせと働いて花の蜜と花粉を集めて、卵を産んで死んでいきます。
人が花バチを攻撃したり、無理やり握るなどをしない限り刺される事はないでしょう。
また、今まで単独行動の花バチに刺されたということを聞いたことがありません。

「ハチ宿」作り

★花バチ増やそう! 全国各地で「ハチ宿」づくりのイベントを開催しています。告知は、ホームペイジやFacebookなどをご覧ください。あなたの地域で開催したい場合は、NPO法人 ビーフォレスト•クラブへお問い合わせください。〈問い合わせる〉
また、ビーフォレスト・クラブ会員は「ハチ宿作ろう!」冊子をもらって、各自で制作できます!

ハチ宿の作り方などがわかる「ハチ宿作ろう!」冊子

アイヌのチセ(家)

北海道の新十津川村にビーフォレスト・クラブのメンバーがいます。紀國聡さん雪子さんのご夫婦です。自然と共に生きるアイヌの文化に共鳴したお二人は、アイヌの長老、石井ポンペさんの指導の元、茅で作るアイヌのチセ(家)を仲間と一緒に建てるほどです。

紀國聡さんが、チセと花バチについて石井ポンペさんに取材してくれました。
「6月にカヤバチがチセの中に入って卵を産みます。それを小さな時は取って食べた。甘かった。あまり茅を引き抜いて食べると叱られた・・・。」
自然と共に生きるアイヌの人たちの文化が、楽しく懐かしい話の中で語られています。
動画はこちらからご覧ください→

※BeeForestメモ
石井ポンペさんは、アイヌのチセ(家)と、そこに棲む花バチの話を熱く語ってくれました。
石井ポンペ:1945年北海道穂別町イナエップ生まれ。札幌市在住。アイヌ協会札幌支部の結成に参加。 北海道アイヌ協会札幌支部長、支部役員を歴任。 ムックリ、トンコリの演奏、木工などのアイヌ民族の文化の担い手。 原住・アイヌ民族の権利を取り戻すウコチャランケの会代表。

紀國さんらは、チセを作るために、幾度となく茅刈りを行なって建てたそうです。
花バチがチセに卵を産んで、チセが自然と一体化することを知って、チセが大きな「ハチ宿」としての役割があることが分かりました。これからもアイヌの文化と「花バチを増やす」ビーフォレスト活動を「北の国から」チセを作って伝えていきたいと語っておられました。

自由にハチ宿アートへ

「ハチ宿」で、自然環境を回復させる、その方法やカタチは自由な発想で生まれます。チセのような家から、小さなハチ宿まで大きさも自由です。森や畑、玄関脇に置いたりと場所も自由です。

ビーフォレスト・クラブでは、2023年度後期に「ハチ宿アート展」の開催を予定しています。
ハチ宿で、生物多様性を回復させるためには自由な発想とエネルギーが必要です。
※告知は、NPO法人 ビーフォレスト•クラブのホームペイジをご覧ください。

君たちがいて、私たちがいる!

花バチや植物がいて、生物多様性は成り立っています。その上で私たち人間が生きていくことができるのです。
ビーフォレスト・クラブは、「ハチ宿」プロジェクトを通して、「花バチ」を増やす環境づくりを広げています。また、日本国民が普段の生活で犬や猫と触れ合うように「花バチに触れ合う文化」を目指す実践と、また、「君たちがいて、私たちがいる!」感謝の気持ちの浸透を目指しています。

ハチ宿ネットワークへ

ハチ宿ネットワークとは、「花バチを増やそう!」と思う仲間のFacebookグループです。
花バチや花の画像や動画を撮ってアップしています。分からない花バチの名前や生態などは、大学の専門の先生(クラブ会員)が教えてくれます。
ハチ宿にやって来た昆虫や花にやってくる昆虫を撮影するのはなかなか難しいです。何度も何度もチャレンジしてハチ宿ネットワークに載せます。どんな花バチが、いつ頃やって来るのか、どんな大きさの筒穴に卵を産むのか・・・季節を感じて楽しみながら、花バチを増やしながら学びましょう。
ハチ宿ネットワークは、花バチを増やしたいと思う方なら、どなたでも参加できます。こちら 
登録するときに必要事項に答えて、承認をもらいましょう!

「ハチ宿・花バチ」ハンドブックを作ろう

ハチ宿にやって来る花バチの名前や特徴、生態を知りたいですね。
ハチ宿ネットワークに載せて、先生に教えてもらうのも良いですが、ハンドブックがあれば自分で調べて知識や興味が広がります。そこで、ビーフォレスト・クラブでは、ハチ宿ネットワークに投稿された画像から花バチや植物を選んで、「ハチ宿・花バチ」ハンドブックを作るプロジェクトも進めています。
自分お画像が採用されると、お名前と主な住所や撮影情報などが同時に掲載されます。
みんなで作る「ハチ宿・花バチ」ハンドブックです。第一冊目は、2023年末までを目標にしています。
毎年、バージョンアップして出版できればと思います。
※ハンドブック制作プロジェクト参加は、クラブ会員限定です。

ビーフォレスト活動に参加するには

ビーフォレスト活動に参加して、生物多様性の回復をしましょう!
「ハチ宿」プロジェクトに参加して、単独行動の「花バチ」を増やすのも良し!
巣箱助成を受けて「ミツバチ巣箱」プロジェクトで日本ミツバチを増やすのも良し!
ビーフォレスト活動を、正しくみんなに伝えて広げる「ビーフォレスター」になるのも良し!
地球の未来のために、あなたの役割は、あなたが決めて下さい!
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