生物多様性を危機だと叫ぶだけの、国や行政、学校は？
グリーンウォッシュ（Greenwash）
企業や団体が環境に優しい取り組みをしているように見せかける行為のことです。実際には環境負荷を大きく減らしていなかったり、ほんの一部の取り組みだけを過剰にアピールして、全体としては持続可能ではない活動を行っている場合などが該当します。
企業・団体・行政などが実態以上に環境配慮をしているように見せかけるマーケティング手法や情報発信を指します。外見上は「サステナブル」「自然にやさしい」とされていても、実際の環境負荷低減は極めて限定的、または逆効果である場合が多く含まれます。
主な形態：
- 宣伝や広報による誤認誘導（例：再生可能エネルギーの一部導入を過大に強調）
- 表現の曖昧さ（例：「環境にやさしい素材使用」と記載するが、具体的根拠や割合の提示なし）
- 環境配慮ラベルの乱用（自己認証型、または実質的意味のない認証マーク）
教育・政策上の問題点：
- 消費者・学習者の判断力を損なう
- 真のサステナビリティ実践者が埋もれ、社会的信頼を失う
- ESG投資やSDGs教育などにおける質的低下を招く
- 気候変動対策や生物多様性保全の取り組みを遅らせる要因となる
対策として：
- 第三者による透明性のある評価・認証制度の導入
- 教育現場での「情報の読み解き方（クリティカル・リテラシー）」の育成
- 企業・行政の情報開示義務と監視の強化