Bee Forest Clubハチ増やそう生物多様性

「花バチ」が激減しています

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もし、花バチがいなくなったら・・・

草木の花に受粉する花バチ(Bee)が、国内はもとより世界的にも激減しています。食物連鎖や生物多様性の「核」となる、花バチの減少を一刻も食い止めなければなりません!

花バチの減少要因

(1)最も大きな原因は、自然林の減少です。
世界的には、森林伐採により畑地や道路、住宅などの都市化が自然破壊を生んでいます。
国内においても都市化が進んでいますが、国土の1/3を占めるスギやヒノキなど少数樹種による人工林が、日本の生物多様性を阻んでいます。
(2)ミツバチ感染病です。
野生の日本ミツバチの減少で特に深刻なのは、家畜の西洋ミツバチから伝染されたと言われるアカリンダニやウィルスなどのミツバチ感染病です。2010年以降全国に広がり、パンデミック状態は今だに解消されていません。
(3)西洋ミツバチ養蜂による生息域の減少
家畜の西洋ミツバチ養蜂によって、その地域の蜜減や花粉が奪われて、そこに生息する在来種の花バチがいなくなる問題です。西洋ミツバチ養蜂が、自然の生態系や生物多様性を壊している状況が進んでいます。
(4)農薬による減少
農薬によって被害を受ける花バチがたくさんいます。養蜂(家畜の西洋ミツバチ)の被害がたくさん報告されていますが、何故か、全国の森や農村に生息している無数の昆虫や野生の花バチの被害が、ほとんど報告されていません。
(5)昆虫やミツバチの誤解
「ハチ」「花バチ」「ミツバチ」の違いが分からず一緒に駆除する。また、生物多様性保全関係者や養蜂家ですら、野生生物を対象とする生物多様性保全のために、家畜で外来種の西洋ミツバチ養蜂振興を推奨している状況です。

地球上の生物種の54%が昆虫です。生物多様性の保全が本当に大切なら、昆虫種や特に生物多様性の「核」となる「花バチ」や「動物媒花」を守る政府機関や法律が必要です。