2012年4月20日
大変だ〜どうしよう、どうしよう・・・
4月暖かい昼に知人からの電話がありました。
「ミツバチが、ミツバチが、いっぱい家の上に、いっぱい回ってるー・・・」っと、慌てて言葉が繋がらない電話。ミツバチの分蜂!と、すぐ分かりました。「いま、どこですか?すぐに行きます!」で、行ったところは、知人の家ではなく、知人がたまたま通りすがった空き家の前。
ご近所の人と数人で、屋根の上を眺めて・・・立ち話をしていたところに到着。竜巻のように屋根の上をブンブン。どこに行くのかと静観します。まず、軒下にハチの群が固まりが出来て・・・次に、壁の四角い穴に吸い込まれていきます。空き家の隣の奥さんが、ブンブンのハチを見てあたふた、うろうろ・・・。「大変だ〜どうしよう、どうしよう。」私が「ハチ採りましょか?」・・・「えーェ?!、良いんですか?」
・・・とにかく捕獲することに!
早速、家に戻って、準備を整えて戻りました。
まず、軒下のハチ群を採って、蜂箱に!次に、換気扇の窓の中を覗くと、なんと!換気扇が無い!?換気扇が外されて、キッチンが見える。家の外と、中が繋がっていました。ハチは、換気扇窓の上の内側に一部が固まっていました。そのハチ群を採って、蜂箱に移しました。その他は、部屋の中に入っているようです。窓ガラスにハチが飛ぶ影が映っています。どれほどのハチが家中に入ったんだろうか?困りました!空き家だから鍵もないし、家主もいない。
家の中も、ハチだらけ!
で、翌日。家主に連絡しました。隣人と共に事情を話して、来てもらいました。
空き家に入ると、キッチンの換気扇窓の下、ガスレンジ台やあちこちの部屋の床に千匹ほどのハチの死骸が散らばっていました。そして、キッチンの棚の下に、10センチほどのハチの群がありました。少なくなったハチが固まって生き延びようとしています。それを網で採って、巣箱に移しました。
女王蜂が、いますように!
一応、ハチの回収は終了です。換気扇の窓を仮に段ボールで閉じておきました。
回収したハチの中に女王蜂がいれば良いんですが。女王蜂がいないと、残念ながら約1万匹の回収したニホンミツバチは死滅します。ニホンミツバチの群は、幾ら大きくても、一匹の女王蜂がいないと死滅するのです。今回のミツバチの群は、何が原因なのか分かりませんが、方針が決まらないまま底が抜けた換気扇の穴を巣にしようとしたのです。中途半端な環境を選択せざる得ないほど、この地域には蜂の巣に適した空間が無かったのかも知れません。
底が抜けた換気扇の穴では、新たな巣の形成はうまく行かなかったと思います。一応、回収したニホンミツバチを巣箱に入れて、明日、ハチが落ち着けば蜂場に移動します。女王蜂が生きていて、居着いてくれれば良いのですが。
ミツバチの捕獲箱を設置する
隣人の庭には、毎年ハチの群が訪れるとのことでした。毎年のことなのでどうすればいいか相談がありました。それで、ミツバチの捕獲蜂箱を庭の隅に設置することにしました。ハチが入れば、連絡をもらって箱を回収します。回収しないと、どこかのお家のどこかの隙間に入って大騒ぎです。その対策です。