イメージ・メモ自然を味方に生きる

春日山原始林「こもれびの路」

イメージ・メモ
この記事は約1分で読めます。

2012年8月3日

この暑い夏の午後、妻と共に散歩ジョギングのため、暑い家を飛び出して近くの春日山原始林に行きました。暑い日は、この森に限ります。奈良市の春日山原始林は、奈良公園の東、南北に位置します。6000年前からの森で標高は498mです。実際の路の標高差は約300mほどでしょうか。
春日山は、古来春日大社の神山として信仰の場で、9世紀頃に禁伐令が出て現在でも原始性を保っています。常緑広葉樹(樫、椎類)を主とし、フジ、カギカズラなどの蔓性植物や、シダ植物、そして温帯性、寒帯性の樹木など約800種の多様な植生が特徴です。
日本国内で、街のすぐそばに、このような世界遺産の原始林があること自体、他に類がないと思います。山を歩くと、たくさんの杉や山桜、樫、椿、一位樫、ムクロジ、もみの木などの巨樹や巨木にも出会うことが出来ます。
春や秋の紅葉には、多くのハイカーが訪れますが、歩くコースが一周8〜10キロほどありますから、原始林は、いつも静かな森のままです。