NPO法人 ビーフォレスト・クラブとは? since 2015
花バチ(蜜蜂を含む花を訪れる昆虫)を増やすために日本ミツバチや単独活動の花バチの棲家となる「ハチ宿」を森や農園、公園、庭先に設置して繁殖環境づくりを行っています。
ハチ宿アート:Bee EcoArt Project
このプロジェクトは、花バチの棲家「ハチ宿」をモチーフにしたアート作品によって繁殖環境づくりを進めています。
(01)生物多様性の重要性
アート作品を通して生物多様性の重要性を表現します。
(02)作品が森を作る機能性
森、公園、農園、庭などに設置されることにより、花バチに産卵場所を提供しつつ受粉を助け、生物多様性とエコシステムの回復に貢献します。
(03)アートと環境教育の融合
アートと環境教育を融合することで、生態学的な認識や自然との共生、環境倫理と責任について、自然との新しい関係を築くきっかけを提供します。
なぜ、花バチを守るの?
“もし地球からミツバチたちが消えたら、
人類は4年で絶滅するだろう!”
アルベルト・アインシュタイン博士のこの警告の真の意味は、一体何でしょうか?
ミツバチたち「花バチ」の役割
ミツバチ達とは、草木の花に受粉して代わりに花の蜜と花粉をもらって生きる昆虫です。
群れで生きるミツバチやマルハナバチ、単独で生きるマメコバチやクマバチ、ハキリバチなど・・・「花バチ」は世界中に2.2万種存在し、日本だけでも約400種が存在します。草木は受粉により実や種子を作ることができます。
昆虫の重要性
「地球は昆虫の星」と言われるほど、昆虫は地球上の生物種の60%近くを占めています。
生物多様性の維持に昆虫の保護は欠かせません。
受粉の重要性
地球上の27.2万種の植物種の22万種、80%以上が他者による受粉を必要とする動物媒花です。
花バチはこの受粉の中心的な役割を果たすポリネーターであり、彼らがいなければ多くの植物や農作物は種子を作ることができず、絶滅の危機に瀕します。
キーストーン種としての花バチ
一部の重要な種、特に食物連鎖の中心に位置する種をキーストーン種と呼びます。
花バチはこのキーストーン種であり、彼らの存続は生物多様性や生態系、さらには食物連鎖全体の安定にとって極めて重要です。
キーストーン
キーストーンが無くなると
キーストーン種の「花バチ」
もし地球からミツバチたちが消えたら
もし花バチ(ミツバチたち)が絶滅すれば、多くの植物は実や種子を作ることができなくなり、食物連鎖の草食動物も餌を失います。
この影響は上位の生物にも伝播し、最終的には人類にも影響を及ぼす可能性があります。生態系のバランスが崩れ、生物多様性が失われることで、地球上の環境全体が大きく変わってしまうと考えられます。
いま、花バチが激減しています!・・・その要因
①生息場所の減少・・・棲み家がない。自然林、蜜源の減少
②ミツバチ感染症・・・西洋ミツバチなどからの感染
③農薬による影響・・・ネオニコチノイド系農薬の影響
④気候変動による影響・・・開花時期や産卵時期のズレ
⑤ハチやミツバチの誤解・・・ハチは怖い!?理解不足⑥自然と人工の誤解・・・保護活動が破壊となる!?
その他
①生息場所の減少を「芸術と自然の融合」で回復します
森や農園、庭などに設置(展示)されたハチ宿アート作品は、繁殖環境となって花バチを増やします。そして、森や農作物の受粉を助け、生物多様性や生態系が回復する機能を発揮します。