この言葉はアルベルト・アインシュタイン博士によって残されたと言われています。しかし、この警告の真の意味は、一体何でしょうか?
ビーフォレスト・クラブでは、以下のように理解して活動に繋げています。
1: ミツバチ達「花バチ」の役割
ミツバチ達とは、草木の花に受粉して代わりに花の蜜と花粉をもらって生きる「花バチ」と呼ばれる昆虫です。群れで生きるミツバチやマルハナバチ、単独で生きるマメコバチやクマバチ、ハキリバチなど「花バチ」は世界中に2.2万種存在し、日本だけでも約400種が存在します。草木は受粉により実や種子を作ることができます。
2:昆虫の重要性
「地球は昆虫の星」と言われるほど昆虫は、地球上の生物種の60%近くを占めています。生物多様性の維持に昆虫の保護は欠かせません。
3:受粉の重要性
地球上の27.2万種の植物種の22万種、80%以上が他者による受粉を必要とする動物媒花です。花バチはこの受粉の中心的な役割を果たすポリネーターであり、彼らがいなければ多くの植物や農作物は種子を作ることができず、絶滅の危機に瀕します。
4:キーストーン種としての花バチ
一部の重要な種、特に食物連鎖の中心に位置する種をキーストーン種と呼びます。花バチはこのキーストーン種であり、彼らの存続は生物多様性や生態系、さらには食物連鎖全体の安定にとって極めて重要です。
キーストーン「要石」(かなめいし)とは
キーストーン種である「花バチ」の役割がいかに重要であるか理解できると思います。
植物の生息に欠かせない受粉の多くを「花バチ」は担っています=生産者
その植物を食べる草食動物、それを食べる肉食動物=消費者
生産者や消費者が死んだり、残したものを土に返し養分とする=分解者
生産者→消費者→分解者→生産者・・・食物連鎖は循環します。
(C)2023.04 Yoshikawa Hiroshi
5:花バチの絶滅の影響
もし花バチが絶滅すれば、多くの植物は実や種子を作ることができなくなり、それに伴い食物連鎖の初めの段階である草食動物も餌を失います。
この影響は食物連鎖を通じてさらに上位の生物にも伝播し、最終的には人類にも影響を及ぼす可能性があります。生態系のバランスが崩れ、生物多様性が失われることで、地球上の環境全体が大きく変わってしまうと考えられます。
このように、花バチの存在は地球上の生態系や生物多様性の維持にとって非常に重要であることが理解できるでしょう。しかし、4年で絶滅すると言われたアインシュタイン博士はもっと厳しい見方をされていたかも知れません。
もし、あなたがキーストーン種の「花バチ」を守る必要に共鳴したなら
NPO法人 ビーフォレスト•クラブの活動をご覧ください。→
2023年10月1日21時からのテレビ朝日のサンデーステーションでビーフォレスト活動が放映されました。関連投稿→
※気づきましたか?
Facebook投稿画像は「花アブ」です。それに気づいた方が何人かおられます。ご指摘、ありがとうございます。
たくさん気づかれる方が増えてほしいですね!