2015年5月1日
スズメバチは、怖いですね。
刺されると筋肉注射の痛みがあります。ミツバチは、一度刺すと死んでしまいますが、スズメバチやアシナガバチは何度でも刺すことができるので危険なんです。
でも、よく見ると格好良い昆虫です。
日本では、動物に襲われて死ぬ確率が一番高いのがスズメバチなんです。
スズメバチはいろいろな虫を食べます。
それによって、自然体系のバランスを取っているのです。
ですからあまり駆除しすぎると生態系を崩して、人間にとっても害虫などが増えたり・・・など、かえって不都合な場合もあるので、適度に駆除することが肝要です。
ご覧のように手づくりトラップで、今春は沢山スズメバチを捕獲出来ました。
例年よりも、多いのでちょっと驚きです!
相当、増えていたのでしょう!
ミツバチ以外の蜂や昆虫は、女王蜂のみが冬眠して冬を越します。働きバチは、冬を越す前に死んでしまいます。
冬眠から目覚めたスズメバチの女王蜂は、まず、自身で小さな巣をつくり少数の働きバチを育てます。その時期が、4月から5月です。
この頃のスズメバチは、ほぼ、でっかい女王蜂なのです。
ですから、この時期のスズメバチの女王蜂を捕獲(駆除)すると、スズメバチの大きな巣を一つ駆除したことになります。
スズメバチは、6月以降、特に8月以降では一つの巣に約1000匹の働きバチに増えて活動します。その頃によく騒ぎが起きます。沢山増えてから駆除するのは大変です。
増える前に女王蜂一匹を捕獲すること!
これが捕獲・駆除のポイントです!
農業や狩猟、採集なども同じです。
自然の循環、生態を理解して、タイミング良くすれば思ったほど手間がかからないのです。
やはり、情報よりも昔からの『自然を観る知恵』が優先ですね!